DNAの断裂 酵素が修復

これまでDNAは強い紫外線やエックス線を浴びることで断裂するが、それ以外に自然に断裂することは稀だと考えられていた。だが京都大学の武田教授らが3日、細胞内のDNAは高い頻度で断裂しそして酵素の作用により修復されていることをつきとめた。ゲノム編集技術を使い「Mre11」と呼ぶ遺伝子の働きを妨げ酵素を作れなくしたところ、細胞は3日程で死に、断裂したDNAは修復されないままだった。DNAは日常的に断裂しているが、Mre11が修復を促し、機能を保っているとみられる。新たな抗がん剤開発にも繋がると考えられている。

2016.11.4 日経産業新聞

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