外来種カメ、固有種上回る、ペット処分で拡大?――西日本で4割、福岡~佐賀は9割。

2011/01/18 日本経済新聞 西部夕刊 社会面 20ページ
神戸市立須磨海浜水族園の亀崎直樹園長らが西日本の池や川を対象にカメの分布調査をした結果、ミシシッピアカミミガメが全体の約4割を占めることが分かった。
調査は岐阜県から長崎県にかけての16地域210カ所で捕獲した896匹をミシシッピアカミミガメ、クサガメ、ニホンイシガメ、スッポンに分類。ミシシッピアカミミガメは42%でニホンイシガメが25%。中国原産で日本に定着し、外来と固有の位置付けが曖昧なクサガメが31%いた。
ミシシッピアカミミガメは福岡県から佐賀県にかけての平野部で93%、三重県の熊野川河口と高知県の四万十川周辺で85%と圧倒。
ニホンイシガメは大津市周辺で100%、三重県の津市から鈴鹿市周辺では77%と優勢だった。

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