国内のカメ、6割が外来種、ミドリガメ、在来追いやる、全国調査、郊外でも増加。

2014/04/12 日本経済新聞 朝刊 42ページ
日本自然保護協会は11日、淡水に生息するカメを全国調査したところ、種類が確認できた6468匹のうち外来種ミシシッピアカミミガメが64%を占めたとの結果を発表した。10年前の前回調査より2ポイント上昇した。
調査は昨年5~10月に実施し、延べ3512人の市民から集まった情報を分析。39都道府県で生息が確認された。ペットとして飼われていたものが逃げたり、池や川に捨てられたりして繁殖したとみられる。分析を担当した愛知学泉大の矢部隆教授は「捨てられる数が少ない郊外でも繁殖して増えている」と指摘。他の種類のカメがすまないようなコンクリートの護岸などにも順応しているという。在来種のクサガメは全体の20%、日本固有種のニホンイシガメは9%と、いずれも前回調査よりも微減した。

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