風力などの再生可能エネルギーをためる定置用電源として「空気電池」の実用化が近づく。空気電池はプラス極に空気中の酸素を取り込む素材を採用し、マイナス極に安価な鉄や亜鉛を使う次世代の蓄電池だ。電極材料が安く、タイプによっては製造コストがリチウムイオン電池の10分の1以下になる。FDKは実証試験を進めており、電力事業者など向けに23年のサンプル出荷を目指す。国際的に開発が盛んで脱炭素を促すと期待を集める。
2022/07/05 日本経済新聞 朝刊 14ページ
コメントを投稿するにはログインしてください。