新FAANG株価上昇

世界の株式市場でマネーの流れが急変している。巨大テックなどから流出し、エネルギーや農業関連など、これまで低迷していた分野に向かいだした。勝ち組の変化は、世界がグローバル化から「分断」に転じたことを映している。ロシアがウクライナに侵攻した直後の2月下旬。米銀大手バンク・オブ・アメリカの富裕層部門のジョゼフ・クィンラン氏、ローレン・サンフィリッポ氏らは「新たな世界を映すもの」として顧客に投資アイデアを提案した。市場を席巻してきた米アップルなど米IT大手5社は、その頭文字をとって「FAANG」と呼ばれてきた。バンカメが新たに命名した「FAANG2.0」は、燃料(Fuels)、航空・防衛(Aerospace and defense)、農業(Agriculture)、原子力と再生可能エネルギー(Nuclear and renewables)、金・金属・鉱物(Gold, metals, minerals)の5分野だ。

分断映す「新FAANG」 エネ・農業・資源…株価17%高、「元祖」に逆行(チャートは語る)

2022/06/12 日本経済新聞 朝刊 1ページ

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