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作成者別アーカイブ: 颯斗 関口
高知県、アニメ産業の聖地へ
高知県では官民学が協力してアニメの文化と産業を活性化させるプロジェクトを進めている。2022年11月9日、高知県内のホテルにて、2022年1月に発表された「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」の中間報告をする「アニ魂サミット」が開催された。今回の発表では、プロジェクトの概要や高知県発の長編アニメーション制作に挑戦することを発表した。クリエイターを中心に掲げて、文化と産業を同時に活性化する点は、とりわけ他の地方プロジェクトとの差別化になっている。 2022/11/10 アニメーションビジネス・ジャーナル
アニメ産業市場、最高値更新
2022年11月8日、日本動画協会は2021年の日本アニメの関連市場統計を集計した最新数字として、2021年の世界の日本アニメ市場が前年比113.3%となる2兆7422億円で過去最高であると発表した。主な傾向としては、配信市場が過去最高となる前年比165.9%の1,543億円 、商品化が前年比114.0%の6,631億円を数え、これらが市場を牽引している。アニメの企画数に制作現場が追いつかないという状況が続いており、制作費は上昇傾向である。その結果、「収益については改善が見込まれる可能性が高い」という声が届いている。 2022/11/09 Yahoo ニュース
KADOKAWA、大手アニメ情報サイト事業買収へ
2022年11月1日、KADOKAWAはカナダ・ケベック州に本社を持つニュースサイトAnime News Network Inc.(ANN)の全事業を取得する方針であることを明らかにした。ANNは日本アニメの情報を伝えるファンサイトとしてスタートした会社であり、英語圏を中心に、他の国のバージョンも展開している。KADOKAWAは日本のポップカルチャーの人気を背景に、近年、アジアと北米の両地域でM&Aも活用した事業展開を進めている。今回の事業取得を通じてKADOKAWAは、グループ各事業のプロモーション面での連携強化を期待する。 2022/11/01 PR TIMES
テレビ東京、東南アジア映像配信大手に出資
テレビ東京は2日、東南アジアで映像配信事業を手がけるベトナム企業のPOPSワールドワイドに300万米ドルを出資し、資本業務提携したと発表した。ポップスは、自社アプリとYouTubeを通じて100万を超えるコンテンツを配信しており、東南アジア域内で延べ6億9000万の登録者を抱える。テレビ東京は今回の資本業務提携を機に、東南アジア各国でアニメの現地語吹き替え版の提供を強化する。アニメでは「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を新たに提供するほか、ポップスが手掛ける電子商取引などのオンライン事業を通じて、アニメ関連事業を拡大する。 2022/11/03 アジア経済ニュース
プラスワイズ、三条市舞台のアニメとコラボ
農業用品のネット販売などのプラスワイズは、食用の鉄を使って展開する商品「燕三条鉄シリーズ」で、同市を舞台にDIYをテーマにしたアニメ「Do It Yourself!!」とのコラボ商品を発売した。アイスとコーヒー、まんじゅうの3商品で、ラベルなどにアニメのキャラクターをあしらっている。燕三条鉄シリーズは金属加工で知られる同地域をアピールするために開発したものであり、ミルク味のアイスの上に鉄粉がかかった「燕三条鉄アイス」はこれまでに約3万個売れている。 2022/10/17 日経速報ニュースアーカイブ
福山市、アニメイベントで観光客回復へ
アニメに関する多彩なイベントを集めた「フクヤマニメ」が24日、福山市のJR福山駅前で始まった。市出身のアニメ監督のトークショーなどを繰り広げ、多くのアニメファンでにぎわった。宮通り商店では、人気漫画やアニメのキャラクターに扮した人が集まり、記念写真やアニメソングの音楽ライブなどを楽しんでいた。天満屋福山店や福山市商店街復興組合連合会などでつくる実行委員会が主催しており、福山市は「GO TO キャンペーン」の補助金を活用し、観光客の回復を目指す。 2022/10/24 中国新聞デジタル
二次創作ガイドラインによる切り抜き動画などの収益化可能に
KADOKAWAとドワンゴ、邪神ちゃんドロップキックX製作委員会は9月30日、アニメ「邪神ちゃんドロップキックX」本編の二次創作の管理を開始したことを明らかにした。今回公開された二次創作ガイドラインに従って同作品を利用すれば、YouTubeやニコニコにて切り抜き動画や解説・考察動画などの公開と収益化が可能となり、製作委員会に収益の一部を分配したうえで、収益を得ることができる。動画サイトで横行している違法アップロード映像を原作の宣伝や収益の糸口として活用しようという意図が今回のガイドライン制定の背景である。 2022/09/30 livedoorNEWS
海賊版リサーチサイト運営の男を逮捕
コンテンツ海外流通促進機構(CODA)によると、北海道警は9月29日、アニメ海外版サイトに誘導するリサーチサイトを運営していた男を、著作権法違反の疑いで逮捕した。男が運営するリーチサイトには、海賊版サイトにアップロードされた約2000件のアニメ作品のリンクがあり、ストリーミング再生が可能だったという。男は少なくとも2つのサイトを運営しており、1カ月130~200万アクセス以上を記録していたという。CODAは「悪質なリーチサイトが摘発されたことが、同様のサイト運営の抑止につながると期待する」と述べ、海外の悪質な海賊版サイト運営者の摘発活動を続けるという。 2022/09/30 ITmedia NEWS
コンテンツ支出額、サブスク普及で21年1割減
巣ごもり需要で伸びたコンテンツの支出に息切れ感が出ている。博報堂DYホールディングスなどの調査によると、2021年のコンテンツ平均支出額は20年比1割減で12年以降で最低となった。分野別ではマンガ・ライトノベルが20年比45%減、アニメ・特撮が33%減、ゲームは30%減となった。コンテンツ支出の減少には、サブスクの普及も影響しており、支出額のピークは音楽配信や動画配信が普及し始めた18年であった。今後、物価高が重荷となり、生活必需品への支出が増える一方で娯楽コンテンツへの支出が減る可能性がある。 2022/09/19 日経MJ 11ページ
アニメビデオ、販売低迷
DVDやブルーレイ・ディスクなどアニメビデオの販売が低迷している。日本映像ソフト協会によると、2022年1~6月のビデオソフトの売上高は558億円2000万円と前年比19.7%減となった。ジャンル別でみると1位の「音楽」や3位の「洋画」は堅調だが、2位の「日本のアニメーション」が56.4%減と足を引っ張った。22年は20年1~6月の売上高比でも21.8%減となっており、長期的な低迷が始まった可能性がある。ソフト販売減少の背景は動画のネット配信サービスの普及であり、アニメ制作会社は動画のネット配信サービスに活路を見出そうとしている。 2022/10/05 日経産業新聞 2ページ