作成者別アーカイブ: 鈴木 あつみ

日本の言論状況、海外からも懸念の声

日本の報道の自由が脅かされていると、国連特別報告者のデービッド・ケイ氏が日本の言論状況に警鐘を鳴らした。ケイ氏は放送法や憲法改正草案、特定秘密保護法について指摘。報道側の問題では、記者クラブ制度やメディアの権力側との距離の取り方に触れた。今年の報道自由度ランキングで、日本は世界180ヵ国・地域で72位。2010年の11位から下がり続け安倍政権となってからの順位低下が著しいという。ネット環境は政府介入が少なく世界でも高い自由度を誇るからこそ、最近の報道傾向に海外からの注目が集まる。 2016.4.24 朝日新聞 朝刊 34面(社会)

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文科省が教科書のデジタル化を解禁

小中高校で使われる教科書について、文部科学省は紙の教科書と同じ内容の電子データを「デジタル教科書」として導入する方針を固めた。導入は2020年度からを目指し、タブレットやパソコン端末を使って授業を受ける。音声や動画機能を持つ補助教材との組合せやネット接続など機能の程度は教委が決め、全単元のデジタル化は想定していない。課題となるコスト面では、文科省は端末等にかかる費用の無償化は考えてないという。自治体の全額補助か、或いは各家庭の負担となる可能性は十分にある。 2016.4.22 朝日新聞 朝刊 1面

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短編小説、AIと創作

人工知能(AI)を使って創作された小説が、昨年秋に応募した「星新一賞」の一次審査を通過した。研究グループは、受賞には至らなかったが、応募した4作品のうち1作品以上が4段階のうちの最初の一次審査を通ったことが分かったと発表した。現状は「8割方」人間の手が加わっている状態で、単純な記事や俳句・和歌などと比べて自由度の高い散文の創作にはまだまだ課題が多く残るが、将来的には全てAIが小説を書けるように研究を進めるという。 2016.3.22 朝日新聞 朝刊 14面(社会)

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KDDI、ハクトと協業 宇宙開発へ乗り出し

KDDIが日本の産学連携チーム「HAKUTO(ハクト)」と契約し、米グーグル主催の月面ロボット調査レースに参画する。KDDIは資金面の援助と併せ、二つの課題の解決を担う。ロボットから着陸船までの無線通信を途切れさせず効率的に送受信できるアンテナの開発と、低速通信回線を使った詳細な映像の伝送手段の確立だ。宇宙産業拡大を見据えたハクトとの協業は、KDDIにとって先進性を印象付ける挑戦となるだろう。 2016.3.24 日本経済新聞 朝刊 13面(企業総合)

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