クローン作成方法

使う細胞

できる子供と母親の遺伝的関係

できる子供同士の遺伝的関係
受卵細胞クローン技術

生殖細胞 半分は父親に由来するため異なる 全く同じ
体細胞クローン技術

体細胞 全く同じ 全く同じ

受精卵クローン技術

良質の家畜を殖やすために開発されたクローン技術のこと。

受精後発生初期(受精後細胞分裂を続けていく初期の段階)の胚の細胞を用いる方法。受精後、細胞分裂した細胞を分離し、その細胞に核を除去した未受精卵とを電気刺激を与えて細胞融合させ(核移植)、培養により細胞分裂を誘発させた後、子宮に戻す。
この場合、誕生した子同士は元の受精卵に由来する同じ遺伝子を持ったクローンであるが、受精卵を使用するため受精の過程が必要となり、その個体の遺伝子の組み合わせを事前に知ることはできない。また作成できる個体数には限りがある。

体細胞クローン技術

皮膚や筋肉など、成体の体細胞の核を用いる方法。細胞核を取り除いた未受精卵に成体の細胞ごとを融合させる、あるいは細胞核を取り除いた未受精卵に成体細胞の核を注入して、クローン受精卵を作る電気刺激を与え分裂を始めた事を確認し子宮に戻す。

この場合、誕生した子は元の成体と同じ遺伝子を持ったクローンである。使用できる体細胞の数には限りがないため、理論上ではクローンを無限に産生することが可能。また成体細胞が雌から提供された場合には、雄が関与することなくクローンをつくることができることになる。

 

 

back