法政大学経営学部 木原ゼミ

活動紹介

木原ゼミでは、21世紀のテクノロジーとされるバイオテクノロジーが日常生活を刻々と変えつつある状況について調査・研究しています。

趣 旨

 今日、遺伝子工学を始めとする生命科学分野での技術の発展はめざましく、それらを報じる新聞記事は連日のように紙面をにぎわせています。一方で、遺伝子組み換え作物やクローン人間と言った日常の食生活や一般的な倫理観に不安をもたらすような技術革新については、全面的にそれらの新技術を否定するような市民運動へと発展しています。

 しかし、この新技術をめぐる問題については、技術開発者の論理と、それに反対する市民団体の論理は必ずしも一致せず、双方の行為にたいする正当な評価がなされないままに、いたずらに反発しあっているように見えています。このような状況は、正当な技術発展やそれによってもたらされる市民の生活レベルの向上等に対してマイナスの影響を与えるのでは無いでしょうか。

 1990年から米国でスタートした「ヒトゲノムプロジェクト」では予算の3〜5%を新技術の開発に関連する倫理問題の研究に割り当てられました。このことは、特に生命科学にまつわる新技術の開発には、一般社会における倫理的な合意形成が大切な要因である事を物語っています。同時に、これから生まれようとする新技術について正しく理解し、その成果を倫理的・経済的な側面からの評価し、更にそれを生活レベルの向上につなげるための具体化な利用方法を提案できる人材の育成が不可欠である事を示していると言えるでしょう。

 木原ゼミでは、バイオテクノロジーが新聞やテレビを通じて一般社会に報道される情報を整理し、それらを正しく評価し、更にデータベースと言う形で一般社会に提供するためのシステム作りの勉強をしています。これらの活動を通じて、新しいバイオテクノロジーに対して理解を深め、更にそれを一般社会に役立てるための提案が出来る人材の育成を目指しています。



活動報告

2005年度
2004年度

2003年度


メンバーリスト

2005年度
2004年度

2003年度

マニュアルページ

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