世界の遺伝子組換え作物の栽培状況
研究開発の進展、産業利用における安全性評価体制の整備に伴い、1994年、米国で「日持ちが良いトマト」が初めて商品化され、1996年から、組換え作物の商業栽培が世界的に本格化しその後急増(毎年2桁の増加率)。
2002年現在、世界の組換え作物の栽培国は16ヶ国(前年13ヶ国)で、その総面積は計5,870万ha。このうち、米国が約6割で、米国、アルゼンチン、カナダ、中国の主要4ヶ国で全体の99%を占める。
作物別には、除草剤耐性ダイズ及び害虫抵抗性トウモロコシの2つが主要なもの。
世界の組換え作物栽培面積(対前年比)
1996年: 1997年: 1998年: 1999年: 2000年: 2001年: 2002年: |
170万hr 1,100万hr 2,780万hr 3,990万hr 4,420万hr 5,260万hr 5,870万hr |
(547%) (153%) ( 44%) ( 11%) ( 19%) ( 12%) |
各国の組換え作物栽培面積(百万hr)
米国 アルゼンチン カナダ 中国 南アフリカ オーストラリア インド ルーマニア メキシコ ブルガリア スペイン ドイツ ウルグアイ インドネシア コロンビア ホンジュラス |
39.0(66%) 13.5(23%) 3.5( 6%) 2.1( 4%) 0.3(<1%) 0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) |
35.7(68%) 11.8(22%) 3.2( 6%) 1.5( 3%) 0.2(<1%) 0.2(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) <0.1(<1%) − − |
3.3( 9%) 1.7(14%) 0.3( 9%) 0.6(40%) 0.1(50%) △0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) <0.1( − ) −( − ) −( − ) |
計 |
58.7(100%) |
52.6(100%) |
6.1(12%) |
世界で栽培されている主要なの組換え作物(2002年)
除草剤耐性ダイズ 害虫抵抗性(Bt)トウモロコシ 除草剤耐性ナタネ 除草剤抵抗性トウモロコシ 害虫抵抗性(Bt)ワタ 除草剤耐性ワタ 害虫抵抗性(Bt)・除草剤耐性ワタ 害虫抵抗性(Bt)・除草剤耐性トウモロコシ |
36.5百万hr 7.7百万hr 3.0百万hr 2.5百万hr 2.4百万hr 2.2百万hr 2.2百万hr 2.2百万hr |
62% 13% 5% 4% 4% 4% 4% 4% |
(ISAAA Briefs:PREVIEW Global Status of Commercialized
Transgenic Crops:2002から)
|