トリプトファン事件


89年、米国でトリプトファンという錠剤を摂取した消費者の中に、得意な筋

痛症状を示し、時には呼吸不全で死に至る、好酸球筋痛症候群という病気が

多発していることが判明。米食品医薬品局が回収し調査したところ、昭和電

工が原料を提供した製品に含まれる不純物が原因である可能性が指摘さ

れ、同社を被告とした訴訟が相次いだ。結局昭和電工は2000億円町の賠

償金を支払った。