遺伝子組み換え作物は飢餓を救えるか?!


GM推進派の意見

もし、遺伝子組み換えにより、同じ面積でより多くの収穫が得られるのであれば、飢餓を克服できるかもしれない。

GM反対派の意見

組み換え技術を使い生産量は増えたとしても、それは比較的豊かな人々へ流れ、貧しい人々は変わらない。食料がちゃんと貧しい人に届く社会のシステムが出来ない限り、飢えは解消されない。

また、貧しい人々に食料が届かないまま遺伝子組み換え作物が作られたとし、それらの作物生産により、自給用食料の生産が減少し、食べ物を市場で調達しなければならなくなり、その分余計に現金が必要になってしまう。生産コストの面をみても、余計にお金がかかってしまうのではないだろうかという声がある。なぜなら、モンサントのような多国籍企業が遺伝子組み換え種子や技術に認められる「生物特許」を通じて、農家の種子の使用権を制限することになり、農家の人々は、種子を買うためにライセンス料の分だけ余計コストがかかるというわけだ。

世界の食料自給率