遺伝子組換え食品の表示について、消費者が商品を適切に選択できるように新たな動きが出ている。その一つの例が東京で実施されている独自のマーク表示である。
●東京都の取りくみ
東京都では独自にマークを定めることによって、消費者に見やすく、分かりやすい表示の推進を図っている。このマークの表示対象はJAS法で定める表示対象と同じであり、平成13年12月から実施されている。(バイオテクノロジー応用商品のマーク表示ガイドライン)
ただ、このマークを付けるには、パッケージやデザインの変更などのコストがかかるため、現時点で表示制度を導入しているのは数事業者にとどまっている状況にある。(バイオテクノロジー応用商品のマーク表示協力事業者一覧)
事業者名 取り扱い商品 表示の方法 イオン(株) 商品一般 自社商品へのマーク表示 (株)西友 商品一般 自社商品へのマーク表示 サミット(株) 商品一般 売り場へのマーク表示 生活共同組合コープとうきょう 商品一般 売り場ごとへの案内カード 東京都豆腐商工組合 豆腐 ショーケースへのステッカー貼付